保安防災への取り組み

東芝メモリ株式会社 四日市工場では、事故や自然災害などの危機に対して、ハード、ソフトの両面から様々な保安防災対策を講じ、災害の未然防止、より安全な操業の確保に努めています。また、万一災害に直面した場合でも、迅速かつ的確に対応し被害の極小化を図ることができるよう、常日頃からの準備、訓練にも積極的に取り組んでいます。

四日市工場の安全健康基本方針

各種防災訓練の実施

実際の災害を想定し、各種の防災訓練を実施しています。

総合防災訓練 地震を想定し、工場全体での避難訓練を年2回実施
各施設緊急事態
対応訓練
危険物やガス等を使用する各施設で、災害や異常発生等の緊急事態を想定した職対応訓練を年1回以上実施
消火栓操法訓練 自衛消防隊の屋内消火栓操法技術向上のために毎月1回実施
消火器使用訓練 従業員による消火器を取り扱った消火訓練を年2回実施
安否確認システム
使用訓練
地震を想定し、工場全体での安否確認システム使用訓練を年2回実施
合同消防訓練 火災を想定し、公設消防と通報・避難・救助・放水等の合同訓練を実施

総合避難訓練

消火器使用訓練
合同消防訓練

高圧ガス保安対策の実施

当工場では、種々の高圧ガスを貯蔵し取り扱っています。技術基準に則った貯蔵・取扱設備の設置、点検、教育・訓練など、高圧ガス保安法に定められた保安管理を実施することはもちろん、より安全な操業を確保するために自主的な対策を推進しています。

設備の安全対策
全てのガス設備については、万一ガス漏れが起きた場合、ガスを速やかに遮断する緊急遮断装置を備えています。さらに、クリーンルーム内の製造装置は自動運転化されており、ガス使用装置については、ガス検知器連動型の自動安全停止機能を採用しています。また、ガス専門委員による設備導入時審査を行うなど、より一層の安全確保に努めています。
設備の日常管理
ガス設備の毎日の運転において、1日3回、設備の状況、圧力や温度の状態、ガス検知器の動作などを点検しています。また、法令に基づくシリンダーキャビネットの安全点検、緊急除害用のスクラバーの動作確認等の定期自主検査を実施し、万全な運転状態の維持に努めています。
管理レベルの向上施策
ガス取扱施設での異常想定訓練の定期実施、従業員への遵法教育、高圧ガス保安協会様を講師とした保安教育、ガス燃焼実験などの各種啓発活動により、作業従事者、技術者の管理レベル向上に努めるとともに、有資格者を計画的に増員しています。


ガス設備の日常点検

大規模地震対策の実施

東海・東南海地震が起きた場合、工場周辺地域では震度6弱クラスの揺れがあると想定されております。当工場では、被害の極小化を図るため、大規模地震対策に積極的に取り組んでいます。

免震構造の採用
2007年9月に竣工した第4クリーンルーム棟、および最新の第5クリーンルーム棟では、地震による建物の揺れを1⁄4程度まで抑える最新の免震構造を採用しています。これにより、震度6相当の地震が発生した場合でも、震度3~4程度の揺れへ軽減することができます。

免震構造

緊急地震速報システムの導入
既に導入済みの「地震自動速報システム」(地震発生時に震度に応じた初期行動をとるよう自動放送する)に加え、2008年度には「緊急地震速報システム」を導入しました。気象庁配信の地震速報情報と工場内の地震計からの情報を基に、地震が到達する前にその到達時間・規模を予測。予測信号により製造装置を緊急停止させるとともに、自動放送により作業者に安全確保を促します。

この他にも以下のような対策を行っています。

  • 各種装置の耐震対策
    厳しい社内基準に基づき装置の固定を行うなど、転倒・倒壊防止策により二次災害を防止
  • 安否確認システム導入
    地震発生後、携帯電話・メール等で従業員・家族の安否をスムースに確認
  • 防災倉庫設置
    構内に14基設置し、大規模災害発生時用の食料備蓄品、資機材を保管
  • 各種マニュアル類の整備
    大規模地震対策マニュアル策定、各従業員への防災カード(行動基準記載)配付

各種防災設備

万一の災害を想定し、法令で定められた消防用設備を設置するだけでなく、各種の防災設備の整備・充実を図っています。

超高感度煙検知システムの設置
半導体メモリ製品の加工を行うクリーンルームは、室内の温度・湿度を一定に保ち、空気の清浄度を高めるため、常に空調を循環させています。この気流が、室内の上層から下層へ流れているため、万一火災が発生した場合、煙が床面へ拡散希釈し、通常の煙感知器(天井に設置)ではを感知できません。このため、気流の流れる箇所に非常に感度の高い煙検知器を設け、初期火災の段階ですぐに検知し対応できるようにしています。

超高感度煙検知システムのイメージ

消防自動車の配備

初期消火を迅速に行うため、消防自動車を導入しており、自衛消防隊が毎月1回放水訓練を行い、万一の場合の出動に備えています。

自衛消防隊による放水訓練

この他にも以下のような設備を整備しています。

  • 四日市市消防長感謝状受領
    2008年から、四日市市消防本部で「応急普及員」に認定された従業員36名が講師となり、工場内でAEDを使用した救命講習を定期開催、従業員約1,600名が受講しました。2016年9月、応急手当ての普及に努めた功績として、四日市市消防本部から感謝状をいただきました。
    また、構内各建屋・警備室及び社有寮には、AEDを設置しています。
  • 衛星携帯電話の整備
    大規模災害発生時における行政機関や当社の本社(東京)・各拠点間の通信手段として整備しています。

その他の取り組み

四日市市との災害防止協定締結
1993年7月に、当工場における事故や火災等の災害防止とともに、地域社会の安全を確保するため、四日市市との間で災害防止協定を締結しました。また、2015年3月には、地域住民の安全を高める企業防災の強化を図るため、協定の内容を見直し、再締結しています。

このページの先頭へ戻る